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3の浜之めや1 塩屋崎灯台の最上部から太平洋を望む。2 波立海岸には、車道のトンネルと並行して、歩行者と自転車用のトンネルがある。3 堤防の上を走るいわき七浜海道。進行方向に塩屋崎灯台が見える。4 数少ない登れる灯台、塩屋崎灯台。高さ35.3メートル。5 波立海岸の弁天島。朱色の鳥居と橋が日本的な海岸風景を見せる。日の出のスポットとしても人気がある。夕景も美しい。6 塩屋崎灯台内の螺旋階段を上りきると最上部の投光器があるデッキに着く。7 波音を聞きながら海を眺めて走れるのが「いわき七浜海道」の醍醐味。8 潮流の境目を二つの水槽で表現する「アクアマリンふくしま」の「潮目の海」。9 サイクリングロード「いわき七浜海道」。堤防の上整備された道は走りやすい。潮風に吹かれて快適にひた走る。風と光のアクティビティ1 2 34 5 69 7 8 浜通りの海は穏やかで光が溢れている。天気は浜海道へとサイク上々。強い風もない。こんな日は七リングに繰り出したくなる。サイクリングロードの「いわき七浜海道」は、いわき市北端の久来町を結ぶ全長約53キロのサイクリングロードである。コースのうち3分の1が震災後に建設された防潮堤の上を走っている。防潮堤は津波を防ぐのに欠かせない。しかし浜通りの人々は堤防によって海と生活が分断されることをよしとせず、堤防にサイクリングロードという新たな価値を見出した。広大な太平洋の風景は漁師だけではなく、浜通りの人々にとっても暮らしの一部なのだ。町と南端の勿高さ7〜8メートルの堤防の上を走る自転車歩行者専用道路だけあって景観は抜群。路面状況もよく潮風のなかを快走できる。一般道を通過する際のコース案内も完備され、市内には数か所のサイクルステーションも設けられている。途中には海水浴場はもちろん立ち寄りたい施設や観光スポットも多い。はまひさなこそななはまさきその一つ、小名浜港にある水族館「アクアマリンふくしま」は東北最大級の水族館で、福島の海の環境と生態系をテーマにしている。その象徴でもある「潮目の海」と題された水槽は、暖流と寒流が出あう海域の豊かな生態系を表現した大水槽だ。小名浜港から5キロほど北上したところにある塩屋崎灯台は、全国に16か所しかない登れる灯台の一つである。海抜73メートルの断崖にたち、螺旋階段を上っていくと投光器のある最上部に至る。日没近く、海辺の風景が徐々に赤く色づいていくのは、西日に照らされる太平洋側ならではの美しい瞬間だ。灯台からさらに15キロ北上した波立海岸には弁天島がある。岸から離れた岩礁に赤い鳥居がたち、エキゾチックな光景を見せている。岩礁には七つの福をもたらすとして農民・漁民に広まった、七福神信仰における唯一の女性神・弁財天が祀られている。橋をわたって財をもたらすとされる神にお参りしていこう。しおしおはったち風に吹かれて旅しよう海岸から田園の小径へと快適サイクリング

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