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1 2 4 57 8 9 3 614浜通りの海の幸を味わうために、料亭に行ったり日本旅館に泊まったりするのも悪くない。けれど、地元の人たちが親しんでいる町の食堂には、それとはまた違った魅力がある。新鮮な魚介が手軽に味わえ、人々の活気が溢れる、そんな食堂である。町の食堂で試してみたいメニューの筆頭は、海鮮丼。丼に盛ったご飯の上に食材や料理を載せて食べる丼スタイルは、載せるものを選ばず、美味しく食べられる食の知恵だが、海鮮丼はさまざまな魚介を一つの丼で味わえるのがいい。その土地で獲れるものの顔が見られる。いわき市の小名浜港の近くで地元の魚介や観光土産を扱うフードテーマパーク「いわき・ら・ら・ミュウ」は1階の海鮮売り場を見て回るだけでも楽しいが、食堂も揃っている。お勧めの丼は、海鮮食堂「とのがみ」の「板長おすすめの海鮮丼」。刺身や蒸し海老、甘く味付けされた穴子や玉子焼きなど、12種盛りの食べごたえのある丼だ。相馬市の「浜の駅 松川浦」はやはり水産物を扱う人気のスポットだ。農産物や地域商品も並び、地元の人々や観光客で賑わう。同じ建物にある食堂「浜の台所くぁせっと」の「そうま海鮮九曜丼」も常磐ものを堪能できるお勧めの丼である。いくらの載った丼の周りを相馬で水揚げされた8種の地魚の刺身の小皿が取り囲む。この日選ばれた魚を見てみよう。冷凍ではない生の本マグロ、相馬産のズワイガニ、相馬産のホッキ貝、相馬産のタチウオ、帆立貝、相馬産のサワラ、深海に棲み、カニを獲る時期にしか獲れず幻の海老といわれている相馬産のブドウエビ、相馬産のアカムツという構成。時期によっては相馬産ではないものも入るが、なるべく相馬産のもので揃えるようにしているという。「ここは新鮮な地魚を食べてもらいたいという一心で漁師が始めた食堂なんです」という店長の黒田1 いわき・ら・ら・ミュウ「とのがみ」の「板長おすすめまかない海鮮丼」。2, 3 いわき・ら・ら・ミュウ「バーベキュー番屋」のバーベキューは、自分の好きなものを好きなだけ選ぶシステム。4 極太麺に厚切り豚。せんだん亭のなみえ焼そばは食べごたえ十分。5 なみえ焼そばで復興にかけるせんだん亭の浅見公紀さん。6 漁師が船の上で食べるているという「浜の台所くぁせっと」の漁師のまかない丼。7 「浜の台所くぁせっと」の「そうま海鮮九曜丼」は相馬家の家紋をイメージ。8 ホクホク感がたまらないウニの貝焼き(いわき・ら・ら・ミュウ)。9 水産物を中心に扱う「相馬復興市民市場」として誕生した浜の駅 松川浦。ターゲットは町の食堂海鮮丼から焼きそばまで、旨いもの尽くし

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